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テーマ別研修会

行動にさまざまな問題を示す子の理解と援助 Q&A

年末の忙しい時期にもかかわらず、180名の参加者があり、盛況のうちに終えることが出来ました。
「Q&A方式」で行われた各分科会では、参加者が質問を直接専門の先生にお聞きすることが出来て、活発な質疑応答がなされました。来年度も是非、この様な形での研修会をもって欲しいという声も多く聞かれました。府養研としても、アンケートをもとに前向きな姿勢で、取り組んでいきたいと思います。
参加された先生方、お疲れさまでした。


日時 12月25日(木) 14:00から
会場 八尾市文化会館プリズムホール
八尾市光町2丁目40番地
分科会
テーマ1 ADHDといわれる子どもたちの理解と対応
j助言者:関西医科大学香里病院小児科部長 安原昭博先生
テーマ2 LDといわれる子どもたちの理解と対応
助言者:堺市立向丘小学校教諭 米田和子先生
テーマ3 行動障害を示す子どもたちの理解と対応
助言者:兵庫教育大学 井上雅彦先生
テーマ4 自閉傾向を示す子どもたちの理解と対応
助言者:堺市立百舌鳥養護学校教諭 金井孝明先生
テーマ5 肢体不自由の子どもたちの理解と対応
助言者:みどりヶ丘病院 理学療法士 淡路一裕先生
テーマ6 性に関する課題のある子どもたちの理解と対応
助言者:日本自閉症協会大阪支部 大橋一予先生 
          大阪知的障害者育成会地域支援担当 中村昭代先生
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テーマ1:ADHDといわれる子どもたちの理解と対応

助言者:関西医科大学香里病院小児科部長 安原昭博先生

医学的な視点での分析を聞かせていただいて、とてもよくわかりました。新たなものが見えてきたようで、ほんとうにためになりました。私は個人的に薬に依存したくないという気持ちがありましたが、本人の益になる使い方なら納得できました。医療機関にかかるのを嫌がる親はそれでもいい、と私自身考えていましたが、これが子どもの不利益に現になっていると知り、これは良くないと考え直しました。どうもありがとうございました。

テーマ2:LDといわれる子どもたちの理解と対応

助言者:堺市立向丘小学校教諭 米田和子先生

今日はありがとうございました。
「分かる−認知する」ところで体験学習があり、事例をあげてお話いただいたのでとても分かりやすかったです。体験のところでカタカナの字がなかなか見つからなかったとき、子どもの気持ちを体験しました。

テーマ3:行動障害を示す子どもたちの理解と対応

助言者:兵庫教育大学 井上雅彦先生

大変分かりやすく参考になりました。すぐに役立つ方法をたくさん教えていただきました。自分の実践を細かく具体的に分析してみることが大事なんですね。プランニングの壁と実践の壁、考えつつやっていきたいと思いました。通常の学級の担任の先生のご苦労もよく伝わりました。先生が楽しそうにプランニングされているのがこちらにも伝わって楽しい気分になりました。

テーマ4:自閉傾向を示す子どもたちの理解と対応

助言者:堺市立百舌鳥養護学校教諭 金井孝明先生

研究会や本によってかなり学習してきましたが実践を聞くことによって毎日の生活の中で対応のまずさを痛感します。わかっているつもりでも発してはいけない言葉を投げつけています。今日のお話を聞かせていただいて再度ひとつひとつの行動をきちんと把握し、具体的視覚的に指示することの大切さを心にきざみました。

テーマ5:肢体不自由の子どもたちの理解と対応

助言者:みどりヶ丘病院 理学療法士 淡路一裕先生

専門的な立場からのアドバイスはすごく参考になりました。特に「何をしたいのかはっきりさせる」ことの大切さを私たちはクールに見て指示できる教師にならなくてはいけないことを改めて感じさせられました。

テーマ6:性に関する課題のある子どもたちの理解と対応

助言者
日本自閉症協会大阪支部 大橋一予先生
大阪知的障害者育成会地域支援担当 中村昭代先生

経験豊富なお話を聞けて本当に参考になりました。小さい頃からの生活習慣がとても大切なのだと身がひきしまりました。大人になっての社会生活をする基本が性教育だというのも分かりました。本当にありがとうございました。

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