ホーム>研究会等報告2005年度>自閉症教育プロジェクト第1回研究会
50名の参加で会場が満席となり無事終了。 参加いただいた皆様ありがとうございました、 |
印刷用報告文書(PDF:51KB)
日時 | 2005年6月11日(土)13:30〜16:30 |
会場 | 高津ガーデン |
テーマ | 自閉症・高機能自閉症・アスペルガー症候群の理解 |
講師 | 金井孝明先生(堺市立百舌鳥養護学校教諭) |
報告 | |
特別支援教育が始まることで、これから特別の教育的支援を必要とする児童生徒は増え、質的にも複雑化・多様化していきます。また、個に応じた支援という意味から、自立的、主体的に生活・活動をめざしていくことになります。講演ではそういった情勢の変化と今後望まれる教育の方向をにらみながら、そのために必要な自閉症の理解の方法を従来の視点に加え、新しい視点からも示されていました。 脳の働きから理解する自閉症像や行動障害のとらえ方(実はコミュニケーションである)、だから、どういった対応が望ましく、どういった落とし穴にはまりやすいかなど、具体的な事例があげられました。視覚支援やAACなど、明日から役立つ方法も実例を示されました。アスペルガーまでを含めた場合でも、なおかつ生活上、コミュニケーション上に、困難さが感じられること(常識的な了解が通用しない)(暗黙の了解が理解されない)(以心伝心などとんでもない)、自己評価を下げさせないための適切な支援方法、いわゆる知的障害とは異なる支援が必要であること、何が優れていて、何が苦手であるか、心理学的にしっかりとらえることの重要性なども指摘されました。 たいへん良い情報が凝縮されて紹介されていたと思います。金井先生ありがとうございました。 質問にもあったのですが、今後は通常の学級の担任もうまく巻き込みながら、こういった支援方法の大切さを感じ取ってもらい、一緒に児童生徒が快適な生活・学習ができるようにしていけるような方向性をプロジェクトでめざしていきたいですね。 (文責:本部書記 藤岡聖典) |